黒潮求めて
茨城の海は北からの親潮でいまだ一桁台と冷たく、最近の遊漁船釣果をみてもメバルぐらいしか釣れていない。
そんなオフシーズンなら船も陸揚げすればいいものの、暇と金を持て余すシルバーチームは暖流最北端の銚子沖まで行ってみることにした。
那珂湊からの距離は片道25マイル。
かっ飛ばしても2時間以上の航程でチト遠いが、水温が12度あれば釣りになるだろうと、波崎沖のメジャーな根に舵を切った。
海快晴予報では、風速2.5~3.5m/s 波高0.5m 周期4.5秒の釣り日和。
沖に出るとウネリは殆どなく、船の大きさもあるがバウも叩かれず巡航25knの快適なクルージングを楽しんだ。
やっと着いた波崎沖の水温は出港地の那珂湊沖と同じ8.5℃。
低温の割には遊漁船も多く、魚探も好反応だ。
せめて沖メバルでもとサビキを落とすと、30cmぐらいの小鯖が鈴なり。
それでも久々の魚の引きを皆喜び、生簀にはあっという間に30匹ぐらいが入った。
我々シルバーチームの一人は釣りは大好きだが食べるのは嫌い。
船長は刺身一人分ぐらいしかいらず、釣果の殆どを私が持ち帰っている。
と言って小鯖30匹は多過ぎる。
魚探のあまりの賑わいに小鯖の魚群だろうと、少し移動してボトム付近だけの反応にサビキを落とすと桜鯛(小鯛)の一荷。
これで水温がせめて12℃以上なら大鯛も食い気を出すだろうが、小鯛ばかり釣れる。
それでも時折だが大アジや型の良いサバが釣れ、このポイント(根)の豊かさを実感した。
当然、ゴールデンウィーク頃にはヒラマサも期待するところだ。
釣果:鯖30~35cm×沢山 小鯛10~20cm×15 鯵38cm×1
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