福井釣行20100605(キジハタ牧場と逃がしたワラサ

小太郎

2010年06月07日 09:20

日曜日の野暮用で今週の釣り遠征は諦めていたが、急遽解決して土日連泊予定で04:00に自宅(愛知)を出発。
昨夜、ゴムボPIRATESのキャプテンKAZから電話があり、キャプテンKAZの上司(私は上司の上司だが・・)もゴムボを出すとの事で、経験のあるポイントでのコラボが決定。私は連泊予定のためがっつかずの4時出発とした。
現地に着くと6時ちょい過ぎで、沖をみてもゴムボらしきものが見えない。するとタイミングよくキャプテンKAZより電話があり、無事到着を伝え艤装の準備にとりかかる。

結局、出艇は07:00頃となり、波も穏やかでそよ風吹く海面をカヤックは滑るように進む。
探りながら海賊団が待つ沖を目指そうと岸から300m付近で一発目のインチクを落とし、巻こうとするとギュイーンとティップが海面に突き刺さる。
底付近でグングンと引くが、やがてすんなり上げって来る。幸先良く、40cm程のキジハタを一投目でゲットン。
更に沖を目指しながらインチク爆撃でキジハタ2匹を追加。

キャプテンKAZの上司のゴムボを見つけ近づきながら水深40mラインでインチクを斜め巻き(漕いだ惰性時にインチク投下)するとティップが海面に突っ込むと同時にドラグが悲鳴をあげ20mぐらいラインが出る。
またドラグが泣きラインが5mほど出る。ドラグをやや締めるがまた10mぐらいラインが出ていく。
3000番のスピニングにはPEライン2号を150m巻いているが、全て出たらどうしようかの心配が頭を過ぎる。
どう考えてもワラサかブリと確信し慎重にやりとりし約15分(実際には時計なんぞ見てないが)が経過。
獲物もやや弱ってきたらしく時折だが巻くことができる。しかし、80mぐらい出ているであろうラインを5m巻くと10mドラグが出て行く。
しかし根気良く獲物がラインを緩める間をぬって巻き取り、残りライン約20m辺りで最後の抵抗らしく、凄い勢いでドラグが出だした。その時、フッっと軽くなりティップが跳ね返って天を仰いだ。
切れたラインを見ると、リードは無くラインのみの為、繋ぎ部分が絶えられなかったと思われる。
私は正式なFGノットができず、錘を利用した若ノットで70cmオーバーのシーバスも釣り上げたが、ワラサやブリには耐えられなかったようだ。PEライン自体が切れて可能性も否定できないが、FGノットが簡単(正確)にできる文明の利器を手に入れなければならないと確信した。
それにしてもカヤックフィッシングを始めて、釣ってみたい魚種の3本の指に入っていたワラサ(ブリだと信じたい)を取り逃がした心の痛手は大きい。

悔しい思いを残しながら釣りを続けると、青物ではないと解るギュインギュインと縦に引く魚がかかった。
時折、ドラグも出る。これもかなり大きい。首を振っているような引きに、「これは大きな真鯛かも」と勝手に想像し一人艇上でニヤついた。
しかし上がってきたのは大きなキジハタ48cmだった。バカデカイ!
キジハタ牧場、万歳である。

沖でナブラを追っていたPIRATES団と合流し、絶好の釣り日和を味わっていると取り逃がしたワラサにも似た手応えの引きが・・・。
しかし途中から抵抗も無く上がってきた魚は82cmのでっぷりとしたシーバスだった。82cmのシーバスは自己記録だが、どうも逃がしたワラサが脳裏から離れず嬉しさが半減。豊かな福井の海に出会い、贅沢病が発病しているようだ。
結局、釣果はメタボキジハタが48cmを頭に5匹と30cm程度のアオハタ1匹で、魚が暴れるとクーラーボックスから飛び出そう。クーラーボックスに入りきらない82cmのシーバスを合わせると、キジハタ狙いの私としては絶好調だったが2個のインチクが殉職した。





昼近く、風が出始めて海面も荒れ気味となり沖上がりとした。逆風を漕いで戻っていると、キャプテンKAZの上司(ゴムボ2馬力)が私に「引っ張りましょうか」と声を掛け、私はバウに繋いだシーアンカーのシート(ロープ)を渡した。
互いに異なる角度からの急な引っ張りに不安はあったが、軽いカヤックは何ら問題なく2馬力のゴムボに牽引され大海原を岸に向かって軽々と進んだ。超楽チンである。
上半身ムキムキマンになりつつある58歳だが、2馬力に興味津々の昨今である。

写真はシーバス(鱸)の漬け丼と粗煮とアクアパッツアだが、どれも美味しいですねぇ。
キジハタも保存のため3枚に下ろし、内臓は新鮮なうちに生姜下ろしを入れて煮ると脂がのって超美味である。
釣った魚を3枚に下ろすのは私の仕事で調理は妻の仕事だが、魚を下ろす作業も数をこなす度に上手になる。
それは粗に残る身の量が尺度となるが、なにせ時間がかかりプロの技には程遠いと自覚する。





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