福井釣行20100612(荒れた海峡)

小太郎

2010年06月14日 11:11

先週、ワラサがかかったにも拘らず、釣り上げることができなかった悔しさから、今週は是非ともワラサをとリベンジを計画。
しかし天気予報の海況は芳しくなく、夜明け頃は風波が強く、弱まっても8時頃と読んで自宅を朝4時に出発。
出艇予定地の別の場所には仲間(東海手漕爆釣会)が行くと言っていたが、私は先週と同じところでリベンジしたい。
6時頃には海が見える景色となり、綺麗な海にはゴムボートや貸しボートが浮かんでいるのが見える。これなら目的地も出艇できると期待を胸に車を走らせるが、目的地に着いて海面を見ると白兎が団体で跳ねていた。ダミダこりゃ。

荒れた海を見ていると携帯電話にゴムボPIRATESのキャプテンKAZから電話が入る。「もしもーし、向い側の駐車場にいるよぉ」
目を凝らして見ると、駐車場にはゴムボPIRATES団。浜には艤装を済ませた東海手漕爆釣会仲間のF-3さんとナツさんが居るではないか。他にもゴムボ2艇とカヤック1艇が、朝の4時から海況が治まるのを待っていると言う。
私は朝の4時に自宅を出てきて良かったと思うが、未だ出艇できないのは皆さんと同じである。しかし、同じ風が治まるのを待つのでも知り合いが多いから気は紛れるが、出艇すらできない可能性もある。

9時半頃、白兎の数が僅かながら減ってきた。2馬力の皆さんは警戒しながら出艇していく。
出艇したゴムボは沖を目指さず、湾口近くで波の様子を見ている。その距離を少しずつ延ばし釣り海域に近づいていく。
我々カヤック隊も一旦出艇し様子を見る事とした。私は出艇すると風上のゴムボ団の海域をめざした。時折、大きな波が斜め前から押し寄せ、波がバウを跳ね除けるように横にずらす。ターポン120は真正面からの大きな波でバウが跳ね上がり、降りてきたバウが波をたたき水しぶきが私の身体に振りかかる。
やっとの思いで水深30mラインまで漕ぎパラシュートアンカーを入れてインチクを落とすが、時折、真横からの大きな波がガンネルを超えて入ってくる。だめだぁ、釣りにならない。
ツーリングは可能だが釣りはできない。そんな事をつぶやいている間に波はどんどんと大きく割れるようになった。Pirates of the Caribbeanのテーマソングを口ずさみ(スキャット)ながら荒波を漕ぎ、出艇場所に戻るとカヤック仲間すでに戻ってくつろいでいた。
暫くすると、ゴムボPIRATES団も釣りにならないと戻ってきた。

結局、昼近くまで白兎が消えるのを待たされた。意気揚々と出艇するが波は大きく行く手を阻む。
40mラインまで一気に漕ぎ、ジグをシャクリたおしインチクを落としまくるが、大潮の潮と風が同じ方向という最悪の条件は軽いカヤックをあっと言う間に遥か彼方に連れ去る。速い潮に逆らって漕ぎ戻る。あっと言う間に流される。また戻る。58歳のおっさんには余りも辛い釣りである。
とは言いながらもベタ凪となる夕方5時過ぎまで漕いだが、残念ながらリベンジのワラサはオサワリも無い。
しかし、やっとの思いで43cmと31cmのキジハタ、35cmのガッシー君とホウボウを釣って納竿となった。
ふぅ、それにしても今日は漕ぎ疲れたぁ。



写真はキジハタの刺身と引いた皮を湯引きしたものだが、湯引きした皮はポン酢の紅葉下ろしで食べるとコリコリして超旨いです。内臓系は醤油と砂糖の味付けに生姜をおろして煮ると、これがまた絶品です。





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