カヤックフィッシングを一人で始めてどうしていいか分からず、私のブログからメールで何かと相談(問い掛け)を受ける事が時折あります。
私も同じ経験をし、先輩皆さんの助言に助けられ現在に至っています。特に一人での出艇が問題として考えた私は仲間を求め、今では同行して戴ける仲間も増え楽しい釣りを続けさせて戴いています。
そこで、始めたばかりの一人カヤッカーから依頼があれば、時間が許す限り同行出艇させていただこうと私なりに活動しています。
今回はそんな一人で浜松市にお住まいのビィジィさんから平日ですが一緒に浮いて戴ける方はいませんかの問い掛けに、いつもの仲間でF-3さんが同行することになり、急遽、時間の都合がついたzekiさんと私が計画に乗っかりました。
仕事を終えた16日の夜21時出発し、ビィジィさんとzekiさんへ春日井インター前から今から高速を乗る旨を携帯のメールへ送るとzekiさんから「一宮ICにのりました。関が原から下道を走ります」の返事。鈍足のキャンピングカーで下道は寝る時間がなくなるだろうと「高速で行きます」のメールを打ち、23:30頃に現地へ到着した。
寝酒の一本目の缶ビールを飲み干す頃、真横に一台の車が・・・・屋根にはカヤックが・・zekiさんの車だ。私の到着から15分ぐらいしか経っていないが・・・ワープしてきたのだろうか。?
早朝、5時間近く掛けて到着したビィジィさんも加わり、3艇でベタ凪の海に漕ぎ出した。
私は併走しているビィジィさんに始めて使うインチクや鯛ラバの釣り方をアドバイスしながら沖に向かった。
私の今回の釣りに限ってノルマが課せられています。
今週末、大学生の娘が関東から帰省する予定で釣った魚を食べさせてやりたい親心です。
好調なキジハタも良いけど、古来から日本人が愛し、期する度に食してきた真鯛を食べさせてやりたいと・・・・。
先ずはzekiさんが40cmオーバーのキジハタを釣り上げた。
私は是非とも真鯛を釣りたいと、先回好調だったインチクを封印し鯛ラバで粘る。時折、強いアタリはあるが乗らない。
喋りながらインチクを落とし巻き上げようとしたその時、グッググッグッと力強いアタリがあった。一瞬で真鯛のアタリと解るその感触にアワセはまだ早いと言い聞かせ、同じ速度を意識してリールを巻いた。首を振り、いつまでも海底に戻ろうとする引きは最後まで私を楽しませてくれた。
上がってきたのは61cmの真鯛だった。早々にノルマ達成である。真鯛、とったどぉ!
ビィジィさんはカヤックにも少しずつだが慣れ、3艇がそれぞれ分かれて釣っていると私のティップがまたしても大きく海中に突っ込み、先ほどと同じ様な引きをする。
私は2匹目の真鯛を確信し海中を見ると・・・・んっ、なんか違う・
上がってきたのは私の腕と同じ様な太さのESOでございました。
妻曰く、「エソ料理もあり旨いらしいよ」との事だが、カヤック上で見るエソの大口は・・・やはり持ち帰る気がしません。
ベタ凪の漕ぎ易さに、ビィジィさんと水深50m付近で釣っていると、完全に真鯛と解るアタリ。巻き上げる途中も何度も竿たたきの引きがあり、ラインの色から判断すると残り約8mでフッと軽くなり、真鯛が吐いたであろう空気の泡だけが大量に浮いてきた。ショォーック!
ばらした原因は、弱い針掛かりの状態でリールをポンピング巻きしており、一瞬だが真鯛へのテンションが軽くなった時にフックが外れたと思われる。
先輩の皆さんがポンピングではなく、同じ速度で巻く事とブログで書いており心がけてはいたのですが、2匹目の真鯛に心が小躍りし、つい・・・・。ガックシ
ビィジィさんもガッシー君やアオハタを釣って竿を曲げています。
私も飽きない程度にレンコ鯛やアオハタを追加し、ベタ凪の晴天を楽しみました。
まるで七福神の恵比寿様ですね。
それにしても、なんかレンコ鯛って、可愛いです。
因みに、本日の釣果を再確認すると、真鯛・キジハタ・アオハタ・レンコ鯛・ガシラで5目釣り達成でした。